スペシャライズドのターマックはSL6のディスク以降、瞬時に見分けがつきませんでした。
今回もお預かりした時、SL6なのかSL7なのか分かっておりませんでしたが、まさかSL8だったとは思いもしませんでした。持った感じ軽いなとは思いましたが、現行フレームを剥離〜塗装するとは・・・

ホワイトにパールベースが塗装されサテンフィニッシュされたモデルです。

うっすら赤系とゴールドのパールが見えますね。
剥離といってもカーボンの場合剥離剤は使えないので、全てサンディングによる剥離です。なので時間と費用もかかってしまいます。
サンディングしていて気づいたのは、下地を含めて意外と硬い塗装がされていた事です。なかなかカーボン層が現れず、狭い所は難儀しました。サンドブラストがあれば少しは楽なのかもしれません。

今回、塗装に至った経緯は紫外線による焼けが各所に見られた為でした。白系は目立ちますね。

UCIマークを残すので、その周辺は攻めたサンディングはできません。


サフを吹きました

サフの焼き付け〜サンディングの後、ベースカラーのシルバーを吹きます。


何故かというとキャンディーパープルを塗装する為です。カスタムカラーのSHOW-UPさんから取り寄せたキャンディーパープルで、発色はとても良かったです。

ロゴのマスキングシートを作成し、各所に貼ります。

ロゴカラーはシルバー。

マスキングを剥がし、全体をクリアコートしてフィニッシュです。



この色味はキャンディーにしか出せない色味です。ベースカラーのシルバーを粗くしたり、暗めにしたり、または赤くしたりすると違った発色が得られると思います。いつか試してみようと思います。

組み上がりの画像を送っていただきました。N様、この度はご利用いただきありがとうございました。手直しの箇所があったり、お時間を頂いてしまいご迷惑をおかけしてしまいましたが、カラーリングを気に入っていただき嬉しく思います。今後ともよろしくお願いいたします。