ターマックSL2は何年前のフレームになるんでしょうかね?この頃のフレームに施されているペイントは、とにかくロゴやラインが所狭しと入っています。時代の流れと共にだんだんシンプルなペイントデザインになってくる訳ですが、単色に飽きてくると色々なカラーリングや塗装方法が採用されてきました。
このラインはデカールなのか、謎の凸凹が浮き上がってきていました。
クラックペイントと言う技法で模様を付け、上からホログラムペイントされている様です。ロゴはデカールでしょう。ただ、クラックペイントは未だ経験がなく、ぶっつけ本番と言うわけにも行かず色々打ち合わせを繰り返しました。その中でラップペイントであれば近い感じの模様を付けられる事が分り、サンプルを作成してオッケーをいただきました。
ラップペイントには様々な方法が有りますが、今回は細かく且つ凸凹にならない様にラップにスプレーしてからフレームに貼り付け模様を付ける技法にしました。途中で気が付いたのですが、ラップより養生用のビニールの方が良い感じの模様が出やすく施工しやすかったのです。これは新たな発見でした。
模様を入れ終わったら上からホログラム塗料をペイントしておきます。その後ロゴデカールの作成です。T社のサンプル画像から同じ感じのデカール用のシートを購入し、カッティングマシンで作成しました。
デカールを貼って全体をクリアコートします。
光が当たるとホログラムが浮き上がってきます。ロゴでカールも様々な色に変化しますね。
その他、ステム、トップキャップ類、シートポストも同様のペイントを施工しました。
この様に古いフレームセットもイメージがガラッと変わり新しく見えます。僕の印象としては最近海外のトレンドではこんな感じの模様が入ったカスタムペイントが多いと思います。刷毛で模様を入れたり、マーブル模様を入れたり。キャンディーカラーと組み合わせたりも出来るので、デザインに迷っているのであれば一度ご相談ください。スペシャルな一台を作りましょう。