#20 SPECIALIZED TARMAC SL2

ターマックSL2は何年前のフレームになるんでしょうかね?この頃のフレームに施されているペイントは、とにかくロゴやラインが所狭しと入っています。時代の流れと共にだんだんシンプルなペイントデザインになってくる訳ですが、単色に飽きてくると色々なカラーリングや塗装方法が採用されてきました。

SPECIALIZED TARMAC SL2 フレーム塗装前

SPECIALIZED TARMAC SL2 フレーム塗装前 トップチューブ

このラインはデカールなのか、謎の凸凹が浮き上がってきていました。

SPECIALIZED TARMAC SL2 デカール浮かび上がる
今回のペイントイメージはT社の感じで

クラックペイントと言う技法で模様を付け、上からホログラムペイントされている様です。ロゴはデカールでしょう。ただ、クラックペイントは未だ経験がなく、ぶっつけ本番と言うわけにも行かず色々打ち合わせを繰り返しました。その中でラップペイントであれば近い感じの模様を付けられる事が分り、サンプルを作成してオッケーをいただきました。

SPECIALIZED TARMAC SL2 下地作成しガンメタ塗装
下地作成した後ベースカラーのガンメタを派塗っておき、シルバーで模様をつけていきます

ラップペイントには様々な方法が有りますが、今回は細かく且つ凸凹にならない様にラップにスプレーしてからフレームに貼り付け模様を付ける技法にしました。途中で気が付いたのですが、ラップより養生用のビニールの方が良い感じの模様が出やすく施工しやすかったのです。これは新たな発見でした。

SPECIALIZED TARMAC SL2 ロゴデカール作成

模様を入れ終わったら上からホログラム塗料をペイントしておきます。その後ロゴデカールの作成です。T社のサンプル画像から同じ感じのデカール用のシートを購入し、カッティングマシンで作成しました。

SPECIALIZED TARMAC SL2 デカールを貼り全体をクリアコートします

デカールを貼って全体をクリアコートします。

SPECIALIZED TARMAC SL2 光が当たるとホログラムが浮き出ます

光が当たるとホログラムが浮き上がってきます。ロゴでカールも様々な色に変化しますね。

SPECIALIZED TARMAC SL2 その他、ステム、トップキャップ、シートポストもペイント施工

その他、ステム、トップキャップ類、シートポストも同様のペイントを施工しました。

SPECIALIZED TARMAC SL2 塗装完成

SPECIALIZED TARMAC SL2 塗装後はイメージが変わりました

この様に古いフレームセットもイメージがガラッと変わり新しく見えます。僕の印象としては最近海外のトレンドではこんな感じの模様が入ったカスタムペイントが多いと思います。刷毛で模様を入れたり、マーブル模様を入れたり。キャンディーカラーと組み合わせたりも出来るので、デザインに迷っているのであれば一度ご相談ください。スペシャルな一台を作りましょう。